足裏マッサージとは
足裏マッサージとは、足裏や手の平、手の甲にある「反射区」を揉み解したり圧迫して刺激を与え、血液やリンパの流れを改善しストレスを取り除き、自然治癒力を本来の状態にもどすことを指します。現在の健康状態は、「反射区」に明確に示されます。足裏マッサージで刺激する足の「反射区」というのは、足の裏にあって内臓や器官とつながっているものです。足には体全体の不調が真っ先に現れます。その時点で足裏マッサージによって体調を戻せば、病気になる前の末病(病気の芽)を摘み取ることが出来ます。足を見て、触れて、揉んでみる、それだけで体が発する警告を感知することが出来るのです。足裏マッサージは医療行為ではなく民間療法のひとつです。また別名、反射区療法とも言い、「反射」という意味のreflexに「学問」を表すlogyを合わせた言葉を使いリフレクソロジーとも呼ばれています。足裏マッサージ後は血行促進、体が温まり、すっきりとすることが多いようです。足の裏にある反射区とツボを刺激し、体全体のバランスを保つようにする事を目的としています。
足裏マッサージ効果
足裏マッサージには体内の老廃物(足の裏の反射区に付着し、しこりや痛みの原因になる乳酸や尿酸)を揉み解し排泄することにより、自然治癒力が高まり、病気に対する抵抗力が生まれ、健康なからだを維持することが出来る効果があります。
乳酸・・・筋肉が緊張し、血行が悪くなることにより作られるもの。
尿酸・・・新陳代謝によって出来る、体内の老廃物の一種。
週に2,3回、入浴後の足裏マッサージを習慣にすると、血液の流れや新陳代謝が良くなり、美肌効果や肥満予防効果が期待できます。また日頃から水分を多めにとること、ミネラルをバランス良くとることも大事です。足裏マッサージを自分で行う場合には以下の点に注意しながら行うとより高い効果が期待できます。
1.リラックスして、足全体をもみほぐす。
2.反射区表を参考に、甲状腺の部分と腎臓膀胱の部分を10分くらい揉み解したり、 刺激する。
足裏マッサージは血行がよくなり停滞した老廃物が排泄され、新陳代謝が促進されることで体内の細胞が活性化され、健康な体を維持することが出来ます。足裏には全身の反射区があり、足裏マッサージをしてみて、痛いところや硬いところはその臓器や器官が弱っているといえます。その部位は丁寧にもみほぐすとよいでしょう。しかし、あまり強く揉んだり押したりしなくても効果はあるので、足の裏が赤くなるまで1ヵ所だけを刺激するのはよくないようです。
足裏マッサージ歴史
足裏マッサージである反射区療法の起源は古く、発祥については世界中にさまざまな説があります。中国では、5000年前に書かれた医学書「黄帝内経」の中に登場し、針治療にその考えが取り入れられてきました。エジプトでは4000年前の壁画に当時の医師が足や手をもんでいる姿が描かれています。また、インドにはブッダの足型をうつした「仏足石」に内臓のような絵が描かれています。しかし足裏マッサージは、約五千年も前からインドや中国で行われていたようですが、一時いつの間にか忘れ去られてしまった時があります。その原因は、同じ起源である鍼術が盛んになったためだと思われます。しかし、近年になって足裏マッサージの効果が認められ、ドイツを中心として再び脚光を浴びることとなりました。欧米諸国では、補完療法・代替療法・相補療法と言った呼び方で伝統医療の大きな役割を果たしています。日本、インド、ロシア、アメリカ、ドイツなどの国でも昔から足裏マッサージがおこなわれてきたこともあり、創始者であるフィッツゲラルド博士(耳鼻咽喉科)を中心に、助手として携わった看護婦らの協力によって現在の足の反射療法が確立され、ドイツを中心にアジア及びヨーロッパ全土に広まり、現在のように日本にも普及することとなりました。
足裏マッサージツボの探し方
足裏マッサージを自分で行う場合、ツボは目に見えないため最初から正確な位置をつかむのは難しいものです。「反射図」を参考にしながら、自分の症状に関係する臓器のツボ・ゾーンの位置を調べることが基本になります。まずこのあたりと思うツボ・ゾーンの位置を何カ所か手でマッサージしてみます。このとき、痛くなかったら微妙にツボの位置がずれていることがありますので、少し痛いと感じる箇所を探しましょう。足裏ゾーンの中に特に痛い部分があれば、そのツボの場所をよく覚えておきましょう。痛いと感じたらそのまま続けて刺激してみましょう。基本的には上記の探し方になりますが、なかには痛みがなくても腫れやしこり等があれば、そこがツボであることもあります。ツボは関係する内臓や器官に不調があると、様々な反応を示します。そしてツボの位置に個人差があるように、ツボを押したときの反応にも人によって違いがあるからです。例えば痛みを感じる場合、押したときに「キーン」という鋭い痛みを感じる人もいれば、鈍い痛みを感じる人もいます。体調によって痛み方も異なり、いつも同じとは限りませんので注意してください。さらにツボの部分が固くなっていたり、赤くなっている、腫れている、あるいは皮膚の表面がカサカサしていることもあります。ツボが関係する内臓や器官の状態の変化が、そのツボにも変化となって表れるのです。ですから、毎日足裏ツボをマッサージしながらこういった小さな変化を見逃さぬよう微妙な変化をキャッチして、そのツボを根気よく刺激することが大切なのです。
つぼの押し方
足裏マッサージを自分でする場合、闇雲に行っても効果は見込めません。つぼの押し方には以下のような方法があります。まず、指や人差し指の腹を使って足裏つぼを指圧します。力が足りない場合は、両手の親指を使うとより圧力が増します。皮膚の硬いつぼの部分には、握りこぶしを作って指の関節で押すのも効果的です。更に足裏の皮膚の固い部分や力を入れたいつぼには、市販の「つぼ刺激棒」やボールペンを使用するのも良い方法です。片方の足つぼだけを押すのではなく、両足に同じ足つぼがある場合は、両方の足つぼとも刺激してください。最初から強く刺激せずに、だんだん力を加えるようにしましょう。相手の体に合わせて力を加減することが必要です。
● 指の腹を使う足つぼ指圧方法:親指の腹で足つぼを刺激する方法です。指先を使わずに、指の腹で押します。このつぼ指圧方法は簡単なので、広い範囲に使えますので、是非最初に覚えてください。
1.床に座って、両手で足を持ちます。
2.左手で足を安定させ、右手の親指以外の指で足の甲を支えて足裏つぼを指の腹で刺 激します。
3.強い力を加えたいときは、左右の親指でつぼを押すと良いでしょう。
● 親指の先を使う足つぼ指圧:このつぼ指圧方法は簡単で広範囲で使えるので是非覚えておきましょう。
1.親指を90度に曲げて、親指の指先で足つぼを刺激します。このとき親指の関節を90度に曲げるのがポイントです。しっかりと曲げてください。
2.親指以外の指で足を安定させ、手で足を包み込むので足全体のマッサージ効果もあり、温められることで足の血行を促進させてくれます。
竹踏みを使用した簡単足裏マッサージ
様々な足裏マッサージグッズが市場を賑わしていますが、やはり日本古来から伝わる本物の竹を使用したお手軽足裏マッサージ方法として「竹踏み」があります。竹踏みは竹を縦半部に割った物に直接足を乗せて踏むだけで出来る簡単足裏マッサージのひとつ。指圧のツボがわからなくても竹踏みなら、少ずつ足裏の位置をずらしながら踏んでいくだけで、どのツボにも均等にマッサージができます。昔から健康の源泉は足の強化からといわれています。また、老化も足の衰えからやってきます。この竹踏みは、毎日仕事が忙しいサラリーマンの方や、家庭の主婦の方まで幅広く、手軽に足裏マッサージができる日本が自慢できる昔ながらの立派なデトックスグッズです。竹踏みには青竹の竹踏み、白竹の竹踏み、イボ付の竹踏みなど様々な種類が販売されています。価格も手頃で好みに合わせて選択しやすいですね。使用方法としては、朝夕、入浴後等何かにつかまり正しい姿勢で300回位足踏みをします。刺激が強いときは、靴下をはくかタオルなどをあてて調整してください。竹踏み効果としては、前後に体重を移動することで土踏まずやアキレス腱のストレッチ、それによって単なる筋力アップだけではなく、正しく歩くことができるようになります。血液の流れがよくなり、眠いときには目が覚めるし、多少の不調はこれでよくなります。
足裏マッサージ注意
足裏マッサージの本やDVD、グッズなどが販売されているので、自宅で簡単に毎日自分で足裏マッサージをしてみてはどうでしょう。毎日少しの時間でも続けることは、たまにお店に行くよりも効果的なようです。以下のような時には足裏マッサージを行うことはやめておきましょう。
・病気の時や風邪のひきかけなど体調の悪いとき
・妊娠中(部位によっては早産の原因になります)
・水虫など足の病気にかかっているとき
・食後2時間以内
足裏マッサージをおこなった後は必ず水分補給をしましょう。またその日のうちの飲酒は避けましょう。翌日、体のだるさが気になる方もいるようです。体調には気をつけましょう。足裏マッサージの最初と最後に排泄器官である腎臓・尿管・膀胱を反射区表で確認して刺激しましょう。体内の老廃物が残らず流れ出、より高い効果が期待できます。以上を足裏マッサージの基本として覚えておきましょう。フットチャートで、気になる場所を確認したらマッサージしていきます。硬くなっているところも揉み解しましょう。ただし痛みの強い場所を無理に押すのはやめておきましょう。
足裏マッサージのペース
足裏マッサージを初めて受けられる方は、どれくらいのペースで受ければいいのか迷うことがありますね。足裏マッサージを初めて受けられる方や長期間足裏マッサージをされたことのない方は、最初は3日間ぐらい続けて頂くことをおすすめします。なぜかというと、足裏には足底筋膜というものがあって、普段マッサージをされていない方は筋膜に弾力性がなく、足裏自体が非常に硬くなっているからです。まずはその筋膜を続けてマッサージすることにより柔らかくし、反応物(しこり)を触りやすい状態にするのですが、期間が空いてしまうと硬くなってしまうので、続けて来られた方が効果も早く現われてきます。また3日間ぐらい続けることで、反応物(しこり)の状態や好転反応の有無・状態などを把握することが出来るので、その後の施術の強度が決定できるようになるのです。3 日間ぐらい続けたあとは状態にもよりますが、反応物がなくなるまで週1〜2回の割合で続けて受けて頂くのが理想と言われています。場合によっては、1週間以上期間が空いてしまうことで、除去出来ていない反応物がまた硬くなってしまうからです。要するに反応物を消滅させていくことが足裏マッサージの目的ですし、弱っている臓器・器官・部位の改善につながるのですから反応物がなくなるまでは継続して受けて頂くということが非常に有効になります。
英国式足裏マッサージ
英国式足裏マッサージはアメリカが発祥といわれています。では何故英国式と呼ばれるようになったかというと、欧州で足裏マッサージを学んだある女性が日本に帰ってきて「英国式ってなんか格式高そうだから英国式にしてしまえ」という発想をし、実際は英国式で無いにも関わらず英国式足裏マッサージという名称が定着してしまいました。足裏マッサージは、世界では中国や台湾などで普及している"東洋式足裏マッサージ"と、アメリカ・イギリス・フランスなどで普及している"西洋式足裏マッサージ"とに大別されます。この"東洋式足裏マッサージ"と"西洋式足裏マッサージ"の大きな違いは、刺激の強さです。もともと東洋人は、"良薬口に苦し"という言葉があるように"痛みの強いものほど効く!"と考え、強い刺激を好みます。そのため台湾式足裏マッサージは指の関節や棒を使い時には激痛を伴う程の痛みで刺激を行います。一方英国式足裏マッサージは、西洋人は"痛みはストレス!"と考え、もともと撫でるような刺激を好む傾向にあるため、指の腹を使って撫でるような刺激を行います。我々日本人はあまりにも痛みが強い、いわゆる「激痛」だと我慢できず、逆にソフトすぎて物足りないとストレスになってしまうという独特の傾向があります。香りや音楽で心身をリラックスさせ、独特の親指の動きで足裏をくまなく刺激する事で血流を良くし、ストレスや肩こり腰痛、冷え性を解消する、痛さのない足裏健康法が、現在では英国式足裏マッサージの大きな特徴となり日本人に好まれているのです。
台湾式足裏マッサージ
台湾式足裏マッサージは、基本的に沢山の蒸しタオルを惜しみなく使用します。血行の促進などの目的はもちろんですが、一度体感してみて下さい。蒸しタオルをかけられただけで、すぅ〜っとじんわり、気持ちよくなるはずです。台湾式のサロンは、大抵「シーツ代」という料金が別途加算されます。中国医学では、人間は頭の百会というツボから大気のエネルギーを、足の湧泉というツボからは大地のエネルギーを取り入れ,両者を体の中に万遍なく回流させていくことで健康を保持できると考えています。まず足を洗い21種類の漢方薬入りフットバスに入り血行をよくしてから、反射区だけでなく経絡もマッサージします。最初は痛いかもしれませんが、慣れてくれば段々痛みは気持ちよさに変わり、ほとんどの方が眠ってしまいます。最後は、蒸しタオルを膝までかぶせて温めたたいて終了します。確かに痛い場合もあるようです。というのも台湾式足裏マッサージはしこりを除去していく為にマッサージを行うわけですから、しこりがまだ出来たばかりで、腫れている状態や軟らかい状態のものを触るとやはり痛いです。なので、しこりのないような健康な状態な方は痛さもありません。痛さのあまりからだが硬直してしまって、血管が収縮してしまうと、逆に血流が悪くなってしまって足裏マッサージの効果が半減してしまいますので、決して強くマッサージするのは効果的だとは言えないのです。
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